SNSでよく出てくる、エスプレッソにミルクを注ぎ込んで描くラテアート。
実際にやってみたいけれど、何から始めたらよいかわからない。
使用する道具すらも、何を揃えたらよいかわからない。
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- 「そもそもラテアートとは?」
- 「自宅でやるにはどうすればいいの」
- 「きれいに描くコツが知りたい!」
初心者の方は特に、これまでの生活になじみのないことからなかなか行動には移せないですよね。
最初の一歩が比較的重めのラテアートですが、
一度道具をそろえ、正しい知識を身に着ければリーフやスワンもお手の物。
発信するネタにもなりやすいです。
たくさんの人と繋がるきっかけにもなりますね。
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この記事では
- ミルクでアートが描ける仕組み
- 自宅でラテアートがしたい方におすすめの製品
- 初心者がつまづきやすいポイント
これらをわかりやすく解説します。
感覚的に描いているように見えますが、実はラテアートは意外にも
感覚(経験や技術)50%、論理50%くらいの比率であると考えていて
「○○すれば、○○しやすくなる」
というコツがあります。
知っておいて、非常に役に立つ内容となっていますので
ぜひ、参考にしてみてください。
正しいラテアートの仕組みと知識を得ることによるメリット
- 上手くなるために、何が必要なのかが具体的にわかる
- アートとしてだけでなく、おいしいラテを作ることができる
- SNS映えするアートが描ける
ラテとは?

皆さんは、おそらく「カフェラテ」と「カフェオレ」という2つの言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
この違い、知っているよ!という方はいらっしゃいますか??
似ている名前だけど、実は少し異なるのです。
「カフェラテ」はエスプレッソにミルクを注いだもの。
「カフェオレ」はドリップコーヒーにミルクを注いだものです。
詳しくは、こちらの記事で解説をしております。
知らないと恥ずかしい!カフェラテとカフェオレの違いを詳しく解説!
そしてラテアートをするのは、その名の通り「カフェラテ」です。
ですから、普通のドリップコーヒーにミルクを注いでもできないことは
理解をしておきましょう。
ラテアートの真相に迫る!
ラテについての事前理解ができたら、
早速メインのラテアートの種類・仕組みなどを解説していきます。

初心者の方でも回数を重ねれば必ずできるようになりますので、
気になる方はこの記事や動画を見て勉強していきましょう。
最後にオススメの商品も載せておりますので、
何も道具を持っていない方もご安心ください!
ラテアートは2種類あり、注ぎながら描くのはフリーポア
まずは、ラテアートとは何ぞやというところからご説明します!
種類としては「エッジング」と「フリーポア」の2種類があります。
「エッジング」とは、エスプレッソにミルクを注いだ後に、
楊枝やピンで表面上に絵を描いていくやり方。

「フリーポア」とは、エスプレッソに注ぎながら表現していくやり方です。

今回解説するのは、後者の「フリーポア」で、よくカフェの店員さんが
魅せてくれるタイプのラテアートです。
手順は
①エスプレッソを抽出する
②ミルクをスチーム(温める)する
③エスプレッソを抽出したカップにスチームミルクを注ぐ
近づけたり、揺らしたりしながら描かれているアートですが、
いったいどのような仕組みで作られているのでしょうか。
ミルクで描くことができる仕組み
ミルクで描かれる仕組みを簡潔にまとめると、
「ミルクを温めたときに作られた、きめ細かい泡状のミルクがエスプレッソの表面に浮いていることで描かれている」ということです。
これだけではよくわからないと思うので一つずつ紐解いていきます。
まず、ミルクを温めるときに2種類のミルクを作ることになります。
それをわかりやすく表現すると、「泡状のミルク(※以下:フォームミルク)」と「通常と変わらない状態の温まったミルク(※以下:スチームミルク)」と言うことができます。

このフォームミルクがエスプレッソ上に浮くことでアートを描くことができます。
なんとなく、イメージできるでしょうか。
ラテアートは、フォームミルクの質でアートが決まるといっても過言ではありません。
できるだけ、きめ細かく、かつ滑らかな(注ぐときに、泡と液体の見分けがつかないような)フォームミルクの作成に努めましょう。
スチームの仕方はYouTubeで(動画の方が分かりやすい!)学ぶことができます。
しかし、最後の最後はあなたの感覚次第。
たくさん練習することが大切です。
最後に抽出されたエスプレッソに注いでいくわけですが、知っておくと良いことが一つあります。
スチーム後のミルクは、上層部がフォームミルク、その下にスチームミルクという順番になっています。
ですから、
1. 最初に下層部のスチームミルクを優しくエスプレッソに注いでいく
2. ラテの表面が上に上がってきたら、注ぎ口を表面に近づけて、フォームミルクを滑り込ませるように注いでいく
という意識を持っておくと良いでしょう。
最初にフォームミルクをすべて注いでしまうと、ラテアートを描くことができないので注意が必要です。
自宅でラテアートを実践する
簡単な仕組みは理解できましたでしょうか?
ラテアートに限らずですが、実践することが大切。
カフェでアルバイトをしていて、やらせてもらえる環境であったり、
以下で解説する、家庭用エスプレッソマシンを購入してチャレンジしたい方はとにかく実践していただきたいです!
やってみると、難しさ、その中の楽しさが味わえて何杯も作ってしまうことも。
私はなかなか捨てられないので、作りすぎて飲むのが大変だったりします。
家庭で実践したい方のために、アイテムを以下にまとめました。
ラテアートに必要なものをそろえる
・エスプレッソマシン
(デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー [EC680M]がオススメ)
・(グラインダー デロンギ コーン式コーヒーグラインダー[KG366J]がおすすめ)
・ミルクピッチャー
・カップ
・コーヒー豆(エスプレッソ用に細かく挽く必要があります)
・ミルク
エスプレッソマシンは、家庭用の中でも
デロンギ デディカ エスプレッソ・カプチーノメーカー [EC680M]がオススメです。
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スチームも問題なくできますし、ワンタッチでエスプレッソを抽出してくれます。
ちなみに、フォルムデザインもスタイリッシュでカッコいいです。
グラインダーは持っていてもいなくても良いでしょう。
というのは、スターバックスなどのコーヒー豆を売っている場所では、「エスプレッソ用で!」とお願いすれば、挽いてくれるところがあるからです。
一方、挽くのも自分でやりたい!という方は
デロンギ コーン式コーヒーグラインダー[KG366J]を選ぶと間違いないです。
デロンギ コーン式コーヒーグラインダー [KG366J]はこちら
つまみをひねるだけで豆を挽くことができて、粗さを16段階で調節もできます。粗く引けば、ドリップ用で使用することもできますね。
他にもコーヒーグラインダーのおすすめ商品を知りたい方はこちら
ミルクピッチャーはできるだけ、注ぎ口が細いほうがやりやすいです。
デロンギで揃えてしまうと、楽ですね。
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その他のデロンギ商品を見たい方はこちらからどうぞ!
デロンギ公式オンラインストア
後は注ぐ用のカップ、抽出する際に必要なコーヒー豆(エスプレッソ用に挽きましょう)、アートに必要不可欠のミルクです。
気になる総額は、グラインダーなしで約5万円程度。長期的に使用できるマシンなので、頻繁には買い替える必要はありません。
揃えられたら、早速、一杯目を作成していきましょう!
Let’s latte art

ラテアートはスピード感がとても大切です。
事前準備をしっかりとしておきます。↓↓
(完成するまで非常にあっという間です。)
【事前準備】
・ミルクをピッチャーに入れておく
・コーヒー豆をいれたフィルターをしっかりとタンピング
・タンピングが完了したフィルターをフィルターホルダーにセットする
・フィルターホルダをエスプレッソマシンにセットする
・スチームノズルの一番外側は外しておく(EC680Mの場合)
→一番外側を外した後に出てくる、細いノズルでスチームします。
準備ができたら、あとは手際よく進めていきたいところですが、
ここで一つ注意点があります。
それはミルクのスチームとエスプレッソの抽出は同時にできないこと。
このことは必ず頭に入れておきましょう。
①スチーム→②抽出→③注ぐの順番です。
最後に、この①~③の詳細とコツを解説していきます。
ラテアートを上手く描くコツ

①ミルクをスチームします。スチームノズルをミルクの中に沈ませて、スチームを開始しましょう。開始してすぐ、スチームノズル先端部をゆっくりミルクの表面に近づけて、「チリチリッ」という音を鳴らします(空気を取り込んでいる音。フォームミルクを生成しています)。3~4秒キープしたら、再度ノズルを沈ませて、約65~70℃(熱くてピッチャーに触れなくなる直前)になるまで温め続けます。良いなと思ったタイミングでスチームを終了してください。(EC680Mでは、この後クリーニング作業があります。)
②エスプレッソをカップに抽出します。EC680Mではワンタッチで抽出できます。抽出している間、スチームしたミルクをちょっと回したり、ピッチャーを机にトントンと軽く叩きつけてフォームミルクの滑らかさが失われないように動かしておきます。
③仕上げの段階。ミルクをエスプレッソに注いでいきます。「ミルクが描かれる仕組み」と内容重複しますが、
1. 最初に下層部のスチームミルクを優しくエスプレッソに注いでいく
2. ラテの表面が上に上がってきたら、注ぎ口を表面に近づけて、フォームミルクを滑り込ませるように注いでいく
というイメージが大切です。優しく注いでいきましょう。
最初は綺麗に描けなくても、ラテの表面上にフォームミルクが出てくることに注力してください。そして何度も練習していく中で、自分の癖、やりやすい型を身に着けて向上させていきましょう。YouTubeなどの動画から、学ぶこともうまくいくようになるポイントですよ!
ラテアートの基礎編としておすすめ動画はこちらです!
さいごに
今回はラテアートのコツと自宅でやる方法というテーマで解説させていただきました。
ラテアートは最初はうまくいかないことも多いですが、
「こうしたらうまくいくかな♪」
という気持ちで楽しみながら練習していると日々上達していることが
実感できる、とても素敵な趣味の一つとなるでしょう。
半年ほど練習していると、家庭用マシンでもこんなアートができるようになります。

皆さんの日々の生活の楽しみの一つになれたら、嬉しい限りです。
以上、チャーリーでした!