コーヒーはとても繊細な飲み物です。
道具やお湯の注ぎ方で風味や味の質は大きく変わってきてしまいます。
ハンドドリップで美味しいコーヒーを淹れるのに
お湯の注ぎ方の技術はとても重要です。
- 「自分でコーヒーを淹れると毎回味にバラツキがある」
- 「カフェのようなコーヒーを自分でも淹れたい」
- 「正しいお湯の温度は何度?」
このようなハンドドリップの疑問や悩みが多く見受けられます。
おそらくハンドドリップのお湯の注ぎ方を
正しく理解している方は少ないのではないでしょうか。
では、ハンドドリップの正しいお湯の注ぎ方や適切な温度や量は
一体どのように定義されているでしょうか?
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結論から言いますと、
コーヒーを淹れるときの温度は88度〜92度
お湯の量は1杯あたり約200ml
と定義づけられており
お湯の注ぎ方も基本的な注ぎ方は定められています。
ハンドドリップの正しいお湯の注ぎ方を知ることで
- 自宅でもカフェのようなコーヒーを淹れられる
- 毎回安定した美味しいコーヒーを飲める
- コーヒー豆本来の風味を味わえる
今まで、とりあえずコーヒーにお湯を注いでいた方も
この内容を実践するだけで
コーヒーは格段に美味しくなります。
実際に長年自宅でコーヒーを淹れている私も
このやり方で美味しいコーヒーを毎日楽しんでいますので
ぜひ参考にしてみてください。
動画で見たい方はこちらがわかりやすかったので
是非参考にしてみてください。
お湯を注ぐのに使う道具

コーヒーを淹れる時、みなさんは“コーヒーポット”を使用されていますか?
もちろん電子ケトルや、給湯ポットでもお湯を淹れることは可能です。
コーヒーを淹れる時はお湯の太さや量のコントロールがとても大切で、
これが風味や香りに大きく影響を与えます。
電子ケトルや給湯ポットでお湯を注ぐと
お湯の太さや量を調整しにくくなってしまいます。
そこでコーヒーポットを使うことによって
お湯の太さや量を自在にコントロールしやすくなります。

コーヒーのお湯の注ぎ方|手順
実際にコーヒーを淹れる手順をご説明します。
お湯を注ぐ過程を解説していきますので、豆を挽く過程は省略させていただきます。
豆の挽き方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コーヒー豆の挽き方と粗さによる味の違い|コーヒーミルの正しい使い方
コーヒーのお湯の注ぎ方を動画で見たい方は
こちらの動画がわかりやすかったので参考にしてみてください。
①フィルターにセットされた粉にお湯を注ぎ蒸らす

まず最初の工程は、“蒸らし”です。
蒸らしを行うコツは
お湯は細くゆっくり粉の中心に注ぎ、粉全体が湿ったら注ぐのをやめ約30秒待つ。
この粉を湿らせて30秒待つ過程を”蒸らし”と言います。
蒸らしが必要な理由はこちらの記事で具体的に解説しているので参考にしてみてください。
ハンドドリップでコーヒーを蒸らす意味は?蒸らし方や時間をわかりやすく解説
②蒸らしが終了したらお湯を再度注ぐ
蒸らしで30秒待機した後、再びお湯を注ぎます。

お湯を注ぐときのポイントは
粉の中心にひらがなの「の」を書くイメージで細くゆっくり注ぐことです。
また、フィルターなどに直接お湯がかからないように注意しましょう。
お湯は粉だけにかかっていれば、自然と全体に染み渡るので大丈夫です。
フィルターからお湯が溢れないペースで最後まで入れ続けられるのが理想ですが
お湯がフィルターから溢れそうになったら1度ストップして、少し減ってからまた注げば問題ありません。
「の」の字を書きながら細くゆっくりお湯を注ぐのが難しい方は
粉の中心だけに細くゆっくりお湯を注いでみてください。
粉全体にお湯がかかっていなくても
中心にゆっくり注げていればコーヒーの味を引き出すことが可能です。
この淹れ方は比較的簡単なので是非試してみてください。
③抽出したい分量のコーヒーを淹れたらストップ

コーヒーは豆の量と抽出するコーヒーの量のバランスが悪いと
味が薄くなったり濃くなりすぎたりしてしまいます。
この時注意する点は
お湯は最後まで落としきらないでフィルター内に残っている状態でコーヒーサーバーやマグカップから取り外すことです。
フィルター内のお湯を最後まで落としきってしまうと
コーヒーの雑味までが抽出されてしまいますので気をつけましょう。
コーヒーを淹れる時の正しいお湯の温度

コーヒーを淹れる時のお湯の温度は
バリスタそれぞれによっても差がありこれが正解といったものは存在はしていません。
しかし、おおよそこの温度の範囲内といった温度はありますので解説させていただきます。
コーヒーを淹れる時のお湯の温度はおおよそ88度〜92度が基準とで、最もコーヒー本来の味を引き出せると言われています。
目安として90度でコーヒーを淹れられれば間違いないでしょう。
温度計が無い場合は沸騰したお湯を
コーヒーポットに移し替えてから1分程度で注ぎ始めるようにすれば
おおよそ90度で注ぐことができるので参考にしてみてください。
コーヒーを淹れる時の正しいお湯の量

コーヒーを淹れる時に豆の量とお湯の量のバランスが悪いと
味が薄くなったり濃くなりすぎたりしてしまいます。
豆とお湯の量のバランスについてご説明していきます。
コーヒー1杯あたりのコーヒー豆とお湯の量
まず、コーヒー1杯はおよそ200mlと言われています。
使っているマグカップや飲みたい量によって異なりますが
この記事では1杯200mlとして計算していきます。
コーヒー1杯200mlに使用するコーヒー豆は15〜20gです。
15〜20gの豆で1杯分コーヒーを淹れる場合は必ず200ml抽出できた時点で
コーヒードリッパーをコーヒーサーバー又はマグカップから外しましょう。
2杯分淹れる場合は30〜40gの豆に対し、400ml抽出しましょう。
コーヒー1杯=200ml コーヒー豆20gと覚えておきましょう!
動画で見たい方はこちらがわかりやすかったので
是非参考にしてみてください。
さいごに
今回はコーヒーを淹れる時の正しいお湯の注ぎ方や、お湯の最適な温度や量について解説させていただきました。
- フィルターにセットされた粉にお湯を注ぎ蒸らす
- 蒸らしが終了したらお湯を再度注ぐ
- 抽出したい分量のコーヒーを淹れたらストップ
- 88〜92度が最適!
お湯の注ぎ方によって味わいや香りは大きく変わってきます。
基本を知っておくと自分オリジナルの注ぎ方も見つけられるかもしれません。
是非参考にしてみてください。